こんにちは、ランカーシーバス来た!と思ってサイズを測ると79㎝でした、たかっぺです。
今回はシーバスルアーフィッシングにおいて重要なリールについての役目についてお話していきます。
リールの基本的な機能を知れば、流れのの強弱の判断が分かりやすくなりシーバスが回遊しそうなエリアを見つけることができます。
また、シーバスルアーフィッシングにおけるスピニングリールを一部ではありますが、ご紹介していきます。
リールの各部名称と簡易構造
外観のスピニングリールの名称はメンテナンス時、または釣行時によく使う名称です。
簡単な構造ですがハンドルを回すとボディ内部のギアが回りあり、連動してローターが回りスプールが上下してラインが巻けます。
リールの値段は、ギアの材質やボディの剛性、ボールベアリング使用箇所、ドラグの性能、防水性能によって違ってきます。
例えば、ダイワであれば磁性流動のオイルを使用したマグシールドが有名です。
防水性能を高めることにより、塩ガミを防いでリール寿命を長くしています。
リールのギア比について
品番の後方にH(ハイギア)やXH(エクストラハイギア)の表記があります。(シマノリールはCXH)
ボディ内部の、大小ギア歯数の比率でハンドル1回転でラインをどれだけ巻けるかを表記しています。
一般的に巻き量が大きい比をハイギア、小さい比をローギア(ノーマルギア)と位置つけます。
では、このハイ・ローギアはシーバス釣りにおいてどのような意味があるのでしょうか。
ハイギアにおけるシチュエーション
ライン巻取り量がローギアに比べ多く巻けることから、手返しが増します。
また、負荷がダイレクトに伝わり、流れの中の変化を感じ取れるにはハイギアが適しています。
より変化をつかむために人差し指でハンドルを巻く人もいるくらいです。
ローギアにおけるシチュエーション
ハイギアに比べて、ギアの特性上パワーがあるのはローギアです。
引き抵抗が強いルアー操作に向いていて、ブレード系が代表的なものです。
深場に潜むシーバスを探すため、ボトムの釣りに特化したルアーを低速で巻くには、ローギアのリールが向いています。
シーバス釣りにおいて、どのギア比がいいのか?
結論から言うとハイギアの方を優先で使うといいでしょう。
シーバスは流れのあるストラクチャーや暗い部分に潜みます。
流れの変化を見つけることがシーバスと出会えるチャンスとなります。
この流れの変化をつかむのは、ハイギアが適しています。
ハンドル操作は利き手と反対側が効率がいい
シーバス釣りに限らず、釣りを組み立てる上で大事にしたいのが手返しの良さです。
いかに回遊、又は居付きのシーバスとコンタクトを考えると、手返しが必要になってきます。
利き手が右手の人は(左の人は逆をイメージしましょう)
キャスティングとロッド操作に集中して使い、左手でリールを巻く動作をすると、ロッドを持ち替えずにキャストでき効率化につながります。
魚を掛けた時の竿さばきは利き手がやりやすいので、ぜひ試してみてくださいね。
最近のリールはハンドルを入れ替えることができない機種が存在します。
どちらでハンドルを巻くのか検討したうえで購入するようにしましょう。
リールで肝心要なドラグ設定
リールの性能で一番こだわりたいのが、ドラグです。
ドラグは魚の引きに対してラインがスプールから出ていく仕組みになっていて、ドラグノブで調整が出来ます。
ドラグの調整で肝心なことは、ラインの強度に合わせた設定をすることです。
ラインの引張負荷表示が16lbだと約7.2kg(メーカーによって表示が違う為kg数値は若干異なります)
このkg以下は保証できる表示となり、初期調整はだいたい負荷表示の1/4程度で調整します。
理由としては
・ラインの結束部分や、ルアーの結束部分に大きな負荷がかかった時に断線を防ぐ。
・魚の引きに対して負荷近くまでドラグノブを締めこむと魚の身切れを起こすことがある。
ドラグ調整方法
ドラグを設定値に調整するには、ロッドと一緒に設定するようにしましょう。
ロッドには「しなり」を考慮し、ドラグを設定する際にはロッドにラインを通してドラグチェッカーで調整します。
中身が水のペットボトルでドラグ設定もできます。
1ℓのペットボトルは1kgなので、ペットボトルをぶら下げて調整することもできます。
実は、シーバスは唇は固いですがその周りは薄皮になっています。
あまりドラグ設定が強いと、薄皮が破れてしまいバラシにつながります。
慣れが必要ですが、シーバスのファイト中は常にドラグの設定ができるように心の準備をしておきましょう。
強烈な引き味を味わえる鰤やヒラマサなどの青物を狙うには、完璧な状態で挑みたいのでドラグチェッカーかかせません。
流速の変化を感じ取れるスピニングリールを選ぼう
近年、磁性流動オイルを用いたマグシールドや高性能ドラグを搭載したお値段控えめなモデルが続々出ています。
シマノでも最新のギアや高剛性ボディや高性能ドラグを搭載するなど、お値段控えめで高性能なリールがあります。
記述にもある、流速の変化を捉えるために巻き感とギア比にこだわったリールをご紹介します。
シマノ:19ストラディックC3000HG
ステラにも搭載されている「Xプロテクト」・「マイクロモジュールギア2」を内蔵した感激なお値段のハイスペックリールです。
番外編(レバーブレーキ付きリールの有効性)
レバーブレーキ付きリールは、磯釣りでフカセ釣りの為に作られたリールです。
磯釣りのターゲットであるグレのトルクのある引きをいなすには、ドラグ設定だけでは対応できません。
リールを逆転させラインを出す方法があり、それを簡易に行えるのがレバーブレーキ付きリールです。
シーバス釣りにおいてもレバーブレーキは有効です。
バラス原因は水面で暴れる「鰓アライ」で大半がバレてしまいます。
シーバスが水面に浮上する際に、ラインを緩めると鰓アライはしなくなります。
また、根に潜ろうとしている状況でもリールを逆転すると、根に潜る行動をやめるのでシーバスのキャッチ率が上がります。
ドラグと併用でレバーブレーキ付きリールを使えるようになると、楽しみが広がります。
*キャスティング専用とはスプール内構造が異なるので、取り扱い時は注意が必要です。
ダイワ:スイッチヒッターLBD
磯用のレバーブレーキリールをシーバス専用にチューニングしたのが、このモデルです。
ハイエンドクラスの性能ではありませんが、巻いた感じはかっちりしており戦闘力高めの標品です。
メンテナンスはこまめにしよう
紹介したリールには防水性能が高いシステムが入ってます。
水洗いを怠ると内部は大丈夫でも、潮が付着したところは変色してきます。
こまめにシャワーでも水洗いはしましょう(温水はNG)。
リールの各駆動部分にはボールベアリングが入っています。
定期的にグリスアップが必要です。
説明書をよく読んでメンテナンスしていきましょう。
まとめ
シーバスシーンにおいてなくてはならない物の1つとしてリールの構造と役目、リールを色々ご紹介しました。
リールはメンテナンス次第では長期使用できる物です。
コスパに優れたものもいいけど、使用しているベアリングが海水に強いものが入っていたり、ブレのない回転性能であったりするのはエントリーモデル以上となります。
使い心地のいいリールでシーバス釣りの思い出を愉悦してください。
綺麗な海を後世に残そう!魚に優しい環境を守ろう! By たかっぺ