こんにちは、雑煮はモチ3個入れるたかっぺです
10月~12月くらいには太刀魚パターンがハマる鳥羽海域ですが
太刀魚パターンが落ち着きだすと、今度は湾内の小型ベイトを追い回す状況がメインになってきます
このパターンを制するには、ジグ選びも大切になってきまして
毎年色々なショートジグが出ていて、どれも素晴らしいのですが
今回は、今年の巨鰤ジギングに最適なショートジグについてお話していきます
ライトジギングはタングステンと鉛製を使いこなそう
今やショートジグといえば、タングステン系が主流になってきます
タングステンの比重は19.3と鉛の11.4に比べはるかに重く、鉛製に比べ同gで小さく成形できます
小さくできるということは、よりベイトの大きさに合わせやすくなり、より巨鰤を騙せるということになってきます
また、ジグの落下スピードが速く素早く着底できることから、鉛に比べて誘いの回数が大幅に増えるのも利点の一つです
タングステンばかりが釣れるというわけでなく、フォール重視で攻める場合には鉛製のメタルジグが有効になってくる場合があります
タングステンと鉛製のメタルジグを上手に使い分けると誰よりもヒット率が上がることでしょう
1月2月が最も巨鰤のチャンスがある
管理人がよく通う、三重県鳥羽海域では10月頃から太刀魚パターンが最盛期になってきて巨鰤のシーズンにもなってきます
この太刀魚パターンだけでは終わらないのが鳥羽海域でして
冬らしくなってくると、巨鰤のベイトがサッパやイワシに変わってきまして湾内でのジギングがメインになってきます
つまり、この時に使うジグこそがショートジグになってきまして、タングステン系や鉛製のショートジグが有効になってきますよ
タングステンや鉛製のショートジグを使えば釣れるというわけではありません
誘い方・ジグの色・ジグの重さ・ジグの形状などの条件を揃えないと魚がいてもバイトが無い状況もあるわけでして
そのテクニカルさと駆け引きが面白いのが、このショートジグを使ったジギングになってきます
メインベイトはイワシやサッパ
この湾内でのベイトはサッパやイワシになるのですが
大きさはだいたい10㎝もいかなくらいのベイトが主流になってきます
このベイトに対して、タックルやジグがなんでもいいわけではありません
タックルはショートジグを軽快かつ繊細に操れるライトジギングに特化したセッティングが望ましく誘いもかなり繊細なワンピッチワンジャークで攻めなければ答えが出ない海域にもなってきます
また、メタルジグもショートジグなら何でもいいわけでなく、潮流に合わせてベイトの大きさにもアワセることや、海域の海水色も判断しなければいけません
タックルや誘いについては記述があるので参照してください
このバランスの良さが釣果に結び付くので必読ですよ
ショートジグはよりコンパクトがいい
メインベイトが約10㎝とありますが
10㎝程度のショートジグなら何でもいいわけではありません
この海域で使うショートジグでは、よりベイトの大きさに合わせやすく水深40m程度で潮流が速い海域になるので時には150gを使う場合があります
そこで鉛製の150gではシルエットが大きくなるのでタングステン素材のジグを使うことが多々あります
潮流とベイトの大きさに合わせるためにタングステンでジグをコンパクトにしてをメインで使う場合もあるわけです
そして、もう一つの理由は着底を早くすることにあります
潮流が速い海域で着底が遅いと、誘いの時間が短くなってしまったり、他の方とのライン絡みが増えてしまいます
こういった意味でタングステン素材のショートジグは重宝するのです
鉛製も絶対必須
では、タングステンだけで全て賄えるのかというとそうではありません
鉛製のショートジグも選択肢に入れておく必要が出てきます
鉛製で重視したいのが食わせの間になってきまして、タングステンより落下が遅い為、若干フォールスピードが緩くなります
タングステンで食わないと感じた場合はこのフォールを意識する必要があり、鉛製のショートジグに軍配が上がったりします
しかし、フォールだけを意識しても鳥羽海域では中々難しく、よりフォールを意識したスローな展開では中々口を使ってくれません
基本のワンピッチワンジャークを主軸にしながら緩急の誘いと定位置ワンピッチワンジャークが必須になってきますよ
カラー選択について
ショートジグを選ぶ際に重要になってくるのがカラーになってきます
特に湾内の海域になると、若干緑の海水色が目立つことがあります
そこで、海水色に合わせたカラー選択が釣果を分ける場合があります
例えば、緑金のタングステンのショートジグしか当たらない場合や、アカキンの鉛製しか当たらない場合などがあり
時には、フラッシング効果の高いショートジグが良かったりと色と誘いで差が出ることが結構あるのが、この釣りの面白さです
アカキン・緑金・ブルピン・シルバーベースのグローヘッド、ピンク系は持っておいた方がカラーになってきますよ
ブルピンは海の色が透明感があう場合に使ったりします
2021年お勧めショートジグ
この鳥羽海域でお勧めなジグは2019年に記載していますが
あれからショートジグも色々出てきまして、最近のよく釣れているジグも色々と変わってきています
もちろん、変わらず定番のショートジグもあるわけでして
今回は、新しく出た物からおなじみのジグまで色々とご紹介していきますよ
・ダイワ:TGベイト
定番中の定番です
鳥羽海域にはこのジグを持っていないと、話にならないと言われているくらい重要なジグです
80g~150gのアカキンや緑金は必須ですね
・ダイワ:FKジグ TG
昨年出たモデルでして、TGベイトで食わない状況に一役買ってくれるでしょう
このジグは、よく動きフラッシングを得意としています
動かし方は緩急をつけたシャクリがいいですね
マッチ・ザ・ベイトとアピールの両面で使えるジグですよ
・シマノ:オシア スティンガーバタフライ TG ガトリング
とにかくよく泳ぐジグでして
ややリア寄りの重心でフォールの早さと水中姿勢がバランスがいいのが伺えます
しかも、泳ぎがハイレスポンスなので青物の虜になること間違いないでしょう
・ボーズレス:TG NOBUNAGA
隠れた名作中の名作のジグです
そのフォルムからあまり泳がないように見えますが
スライドを伴ってダートするので、この動きにはまれば連発バイトは必須ですね
・ボーズレス:TG HIDEYOSHI
TG HIDEYOSHIで釣れない場合はこのジグの出番です
多面によるフラッシングで魚を寄せ、独特な泳ぎで食わせの間を演出しやすいタングステンジグ
フォールもスパイラルフォールでして、誘いで見せてフォールで食わすことも可能ですよ
・スミス:TGチビマサムネCB
ジギングの老舗の名作ジグです
とにかくコンパクトで、しかもセンターバランスのジグです
誘いを入れてから止めると水中でヒラヒラと一瞬なる魅惑のジグ
センターバランスは着底が遅いのですが、タングステンでその弱点を補っています
・スミス:ウォブリン
何をしてもダメ…と思う前に試しておきたいジグですね
最近話題のスライドフォールが可能なジグでして、鉛製と独特な形からのバックスライドフォールが魅力のジグです
諦めた時に使うと効果絶大なこともありました
・タナジグ:あいやージグ
これも定番中の定番です
カタクチイワシがベイトの時には、ドはまりするときがあります
形状が独特ですが、使い方はいたってシンプルでワンピッチワンジャークを丁寧にするだけです
・タナジグ:てんぱもん
一昨年に誕生したジグですが、鉛でありながら高速フォールを実現したモデルです
シャクリの反応もよく、よく泳いで素早いフォールが出る数少ない鉛製のジグですね
・タナジグ:アババイジグ
ベイトがサッパの時に使うといいですね
形がサッパそのもので、平らな面積が大きいことによるフラッシングは青物を虜にする要素がたくさん詰まっています
大きくシャクるよりかは、あまり動かさず丁寧な誘いがしっくりするジグですね
このジグしか反応が無いことも多々ありました
・剣屋:頑鉄JIG
鳥羽の鰤といえばこのジグです
長く愛されるこのジグは、常連さんは必ず入れていると言ってもいいくらいで、使用頻度が高いジグです
あまり動かないジグですが、弱り切ったベイトを演出しやすいのが大きいですね
・剣屋:頑鉄 Z
頑鉄JIGよりフラッシングに特化したモデルです
頑鉄JIGと違う点は左右非対称なところ、食わせの間を入れやすく誘いのバリエーションを広げてくれます
鉛製が有効な時には、頑鉄JIGと併用して使いたいですね
・ジャッカル:BamBluz JIG SHORT
最近発売されたジグなのですが、釣友が絶賛しているジグでして
とにかく操作性が抜群にいいことと、独特なフォールで食わせの能力が高いジグです
又早い潮流でもよく動いてくれるの扱いやすいのが印象的ですね
バラシは厳禁!タックルとセッティングは完璧に
ショートジグでの注意点として、掛けたら絶対に獲るようにしましょう
実は、湾内でショートジグを使う場合に時合が大きく関係してきます
この時合を逃すと、釣れないこともシバシバあり、時合の段階でバイトさせれば連鎖反応もあるわけです
しかし、ここでバラシを発生させると、鰤の群れに危険を察知されてジグには見抜きもしません
いくらいいジグを使ったとしてもばらさないように、フックの状況やタックルのセティングは完璧にしておきましょう
冬場は、チャンスがいつでもあるわけではないですからね
しかもライトジギングでの鰤ですから、少しの油断がバラシに繋がりますよ
まとめ
2021年の1月2月こそ寒ブリをと思っている方や、この時期から鰤を狙ってみたいという方はたくさんいるのでは
今回は、今年の鰤を釣るためのショートジグについて釣れるジグを厳選してご紹介しました
特に有効なタングステンと定番中の定番の鉛製まで一通りそろえて鳥羽海域にチャレンジしてみましょう
かなり難しい海域ですが、当たればでかいので癖になりますよ
綺麗な海を後世に残そう!魚に優しい環境を守ろう! By たかっぺ