こんにちは、エアコンの温度設定は24.5度が丁度いいたかっぺです。
大型のシーバスを釣る上で欠かせない場所の一つに河川があります。
ベイトや季節に伴い遡上していくシーバスを総称でリバーシ―バスと読んでいて
シーバスアングラーであれば川の流れに待ち構えているシーバスをバイトさせるのが何よりの喜びになります
そんな喜びを早く知るために、今回は初心者の方の為にリバーシーバスについて色々お話していきます。
しかも、ビックシーバスは河川にいることが多いので必見ですよ
シーバスがいる河川とは
流れとベイトの存在があるところにはシーバスは居る可能性が高いです。
・流れ
山水や、干満の影響で流れは発生していて、流れの本流は回遊コースになります。
流れてくるべイトを隠れて捕食するので、ストラクチャ―や流れのヨレにはシーバスがいる可能性は高いです。
・ベイト
ベイトが多い場所ほど、シーバスの回遊が多いでしょう
新しいポイントを開拓するときに、このベイトと流れの情報を元に開拓しています。
海水温が上がる時期は酸素濃度の影響や暑さを避けるため、ベイトと流れを意識してシーバスは遡上していくのですね。
河川の種類について
河川には1級河川、2級河川とあり、河川法で細かく区分されており知識として参考にしてください。
国土保全上又は国民経済上特に重要な水系で政令で指定されたものを「一級水系」と呼び、一級水系に係る河川のうち河川法による管理を行う必要があり、国土交通大臣が指定(区間を限定)した河川が「一級河川」です。
「二級河川」は、一級水系以外の水系で公共の利害に重要な関係があるものに係る河川を呼びます。
出典:国土交通省ホームページ を一部加工して作成
河川でのシーバスの回遊コースついて
シーバスの回遊コースは、水深があり流れがある流芯部になります。
流れの影響で深くなっている所や、船が行き来する場所には駆け上がりがあり、回遊コースとなります。
流芯部といっても様々で、カーブのアウトラインや川幅が狭くなるエリアなどは比較的わかりますが、ストレートな河川であるとなかなか見分けられません。
眼で見える情報としてわかりやすいのが流れの違いで起きる潮目の存在で、流芯部の可能性が高いですね
シーバスの行動範囲として、ベイトを追ってどこまでも阻害するものが無い限り遡上していきます。
水深が浅すぎる、堰があるところまではシーバスは遡上していくわけですね。
聞くところでは、上流150㎞付近でシーバスが釣れた話も聞いたことがあります。
河川でのシーバスのベイトとは?
シーバスのベイトの特徴の一つとして、鱗が細かく薄いベイトで、代表的なのが鮎やイナッ子になります。
ハゼや甲殻類もベイトとなり、その季節においてベイトが何かを考えながら釣行しましょう。
鮎
春先に稚鮎は故郷の河川に遡上する為、準備期間で体を慣らし体力をつけて遡上します。
シーバスは稚鮎の遡上前の段階から狙っていて河口周囲の港湾で稚鮎パターンでシーバスが釣れたりします。
稚鮎の後を追い、シーバスも淡水に体を慣らす為に河口の塩水クサビ付近で慣らしてから遡上していきます。
塩水クサビは海水は比重が重く河口付近では淡水と海水の層ができ、この層を塩水クサビと言っています。
また、秋口~晩秋にかけて鮎は産卵後体力が無く弱り上流から流れてくる落ち鮎があって、ビックシーバスが釣れる時期ですよ。
ボラ(ハク・イナッ子)
稚鮎の遡上時期と重なり、ハクも河口から中流域を群れになって泳いでいます。
満潮時には隠れる場所に身を潜めて潮が下がるにつれて出てきます。
この時を狙ってシーバスはこぞって捕食することがあります。
しかし、ハクを捕食している時は、小さすぎることやハクをまとめて捕食しているため、あちこちでボイルしているのになかなかルアーを捕食してくれず苦戦するベイトです。
テクニカルな釣りになって難しくなります。
イナッ子も群れとなり河口や中流域に居て、マッチ・ザ・ベイトを意識したルアー選択で攻めてみましょう。
バチ(川バチ)
バチとはゴカイやイソメなどの虫系の総称です。
産卵のため海底から抜け出す「バチ抜け」があります。
バチ抜けはシーバスは産卵後失われた体力を回復する為、荒食いする時期でルアーで釣りやすいバチパターンになります。
まだ世間では寒い時期(早ければ1月くらい)の大潮くらいから抜け出し、あたり一面バチが浮いている「バチソーメン」は圧巻です。
バチは流れが滞る場所によく溜まったり、光に集まる習性があって、常夜灯がある川の漁港などを潮回りを気にして釣行しましょう。
その他のベイトについて
季節限定のベイトとしてハゼも代表的です。
秋口に上げ潮に乗ってボトム付近を泳いで川を上ってくる習性があり、ハゼが回りで釣れている時期はボトム付近の攻略も欠かせません。
カニやエビなどの甲殻類もベイトとなり、手長エビパターンも存在するみたいです。
*私はしたことがありません(私は手長エビを取る方なので)。
どのパターンなのかを探る
実は上記3つのベイトは時期が重なる場合があります。
どのパターンがいいのかは、潮回りと周囲の状況、釣具屋さんの情報が役に立ちます。
釣具屋さんの「バチ抜け始まりました」情報や、水面が盛り上がるようなボイルを見かけたらバチの可能性が高いです。
水面の小さいハクが逃げ惑っていたり水面で大きな捕食音が聞こえたならハクやイナッ子の可能性が高い状態となるわけですね。
稚鮎については遡上状態を知らなければ成立しません。
木曽三川では長良川河口堰の稚鮎遡上状況をスマホで確認してから釣行するようにしています。
*長良川河口堰は釣り禁止です。
一目で分かるようグラフ化されていて10万尾を超えたくらいから、私は稚鮎をパターンとして組み立てます。
身を潜める場所とは?
ストラクチャーやブレイク沿い、根や瀬(馬の背含む)、堰下や橋脚などが代表的な場所になります。
眼に見えるストラクチャーならよくわかりますが、中には眼に見えないストラクチャーである根や瀬も忘れてはなりません。
眼に見えるストラクチャーや堰下は「グーグルアース」で見つけることができます。
橋脚については大きなストラクチャーでシーバスが居付く確率が高い絶好のポイントとなっています。
夜間には明暗ができ、プランクトンを捕食するベイト等が光に集まります。
シーバスもその周囲の暗のストラクチャーに居付き流れてくるベイトを待ち構えるわけですね。
攻め方について
流れに対してどのように攻めるのかは以前お話していますのでご確認ください。
基本的に流れを利用したドリフトでマッチ・ザ・ベイトを意識して攻めていきます。
明暗の釣りに関しては暗の部分に長くルアーを入れるのではなく。明から暗に差し掛かるように攻めていきましょう。
最もバイトが多いのは、ルアーにイレギュラーな動きが加わるU字の頂点付近が最もバイトが多く、図で示すとAとBのルアー軌道で暗に差し掛かったところがバイトゾーンとなります。
Cはシーバスが居るエリアになるのでキャストは控えましょう。
(釣れないことはありませんが)
落ち鮎時期を見逃すな!
ビックシーバスを釣る上で、高い確率でキャッチできる時期が秋口~晩秋にかけての落ち鮎パターン。
鮎は生まれた上流部に遡上し、良質な苔と水質で大きく成長し秋口になると産卵をします。
産卵で体力のほとんどを奪われ遊泳力がなくなり、上流から大量の鮎が流されてきます。
これを落ち鮎と言います。(鮎の体色が錆び色になっているのでよくわかります)
シーバスにとっては産卵前の体力作りの為食べやすい落ち鮎を狙って、多くの個体が遡上してきます。
産卵前の大型の個体が多いことから、この時期が一番ビックシーバスに出会えるチャンスなのです。
私がよく通う河川の上流部に堰があるのでシーバスはそこに居付き落ち鮎を捕食します。
アングラーも多いのでルアーが見切られることがよくあり苦戦しますが、いかにルアーをマッチ・ザ・ベイトを意識しシビアにコントロールできるかになってきます。
釣れた時はうれしくて仕方ありません。
落ち鮎に特化したルアー紹介した記事があるので参照してください
どれも実績が高いルアーで、時期には売れきれ続出で困ります。
まとめ
河川でシーバスを釣るノウハウをお話しましたが、なかなか奥が深く突き詰めれていない部分も多いです。
毎釣行ごとに釣れる訳ではありませんが
「今度こそは必ず釣る」
を目標にしてリバーシーバスを楽しんでみてください。
くれぐれも安全安心な釣りを心がけて釣行しましょう。
綺麗な海を後世に残そう!魚に優しい環境を守ろう! By たかっぺ