こんにちは、花粉で殺されそうになるたかっぺです
今や空前の大ブームになりつつある伊勢志摩・尾鷲のトンボシビジギング通称【トンジギ】
4年くらい前からジギングの新しいターゲットとして注目されています
管理人も流行りに便乗し、行くとそんなに甘い感じではなく、かなりつらい修行を3回ほど味わったことがあり、加えてかけてもバラしてしまったこともあり、まだ魚は見れていません
今回は、トンジギについてあれこれを簡単にお話していきます
タックルなどは後々上げていきますね
これからトンジギを始めたい方は必見です
トンジギは忍耐・正確性・駆け引きが要求される
釣り具のブンブンHPより引用
よくメディアやYouTubeに投稿されているトンジギで、興味ある方は多いのではないでしょうか
そのジギングはとにかく過酷です
船に揺られて過酷ということもありますが
重たいジグを水深100メートル以上から時には30m近くまで誘いあげることもあり、いつ来るか分からない回遊のチャンスを狙うため、反応が無くても誘い続けなければいけません
忍耐力が要求され、釣り終わると腕と背中がバッキバキで動けない…こともありました
そして、ポイントは海域によって違いますが、水深600m以上もある場所もあります
ボトムを取らずに魚探の反応が出た水深をラインのマーカー頼りに落として誘う釣りでもあるので、正確性が求められます
もし、水深30mに反応があればその辺りに集中して操作をするのですが、船はドテラで流す釣りです
流されたラインと角度も考慮して狙いの指示タナで操作する必要があります
そして、マグロがかかった瞬間のやり取りは独特のトルクのある走りをするためドラグ設定はもとより、フッキングやポンピングの方法もある程度の知識が必要になってくる釣りでもありますよ
トンジギって何?
そもそもトンジギとは何かというと
この釣りで狙うのは、びんちょう鮪(地域によってはトンボシビやトンボ、ビンナガ、大型の個体はタネトンともよばれます)
三重当たりでは、びんちょう鮪をトンボシビやトンボといい、これらをジギングで誘うスタイルなのでトンジギと呼んでいます
びんちょう鮪の特徴は、目に付くのが長い胸びれで、一見トンボみたいなのでその名が付いたと言われます
マグロ類の中でも、大きいサイズにはならず最大でも30㎏前後ともいわれます
しかし、マグロだけあってその瞬発力はかなりのもので、ドラグ設定ややり取りの方法を間違えると一瞬でラインブレイクをしてしまうほどです
嬉しいのは、外道でキハダマグロも釣れるとあり人気急上昇中のジギングカテゴリーです
各地で大ブレイク!
例年11月頃から3月くらいまでが伊勢志摩や尾鷲はトンジギ最盛期と言われています
この時期になるとびんちょう鮪が志摩沖や尾鷲沖、和歌山沖などを回遊するのでそれに合わせた釣行になるのですが
マグロなどは、黒潮に添って移動するとも言われます
この黒潮の大蛇行が原因で伊勢志摩沖でも釣れやすくなったという方もいます
近年まれにみる黒潮の大蛇行は、黒潮データーから見ても常に三重県・和歌山沖に近い位置で流れており、恩恵を受けることができています
今年の、4月くらいが最も接近するらしく、びんちょう鮪の数釣りが期待されています
三重県・和歌山県の遊漁船は続々進出中
大ブームを受け、和歌山県・三重県の遊漁船はこぞってトンジギ便をしています
ただ、ドテラ中心で乗船者も限られていることや、風波が強いと出れないこともよくある釣りです
乗船の際は、よく調べてから連絡するようにしましょう
当日風が強くて出船中止はよくあることですよ
タックルはベイトとスピニング2種類必要
このトンジギはジギングで誘うのですが、マグロ類をジギングで誘う場合はフォールやハイピッチジャークを織り交ぜた釣りを展開していきます
つまり、スロー系の操作が必要であったり、大きく早いしゃくりが操作が必要になってきます
そうすると、操作性の面でベイトとスピニング両方あればそれらお操作に精通できるわけですが
タックルの強さはロングジグを扱う鰤ジギングで使うタックルで全て賄えます
ただ、ベイトの場合はよりフォールをしやすくする為にスロー系のロッドを加えるとより操作の幅は広がるでしょう
管理人も、過去3回とも鰤タックルで挑んでいました
ラインもPEライン3号~5号を300m以上巻ける物が理想です
例えば、スピニングリールであれば、シマノだと8000番~10000番・ダイワだと4500番や8000~10000番程度といったところで、ベイトだとシマノだと2000番クラスを、ダイワだと35クラスを持っていると安心ですね
ギア比は、大型とのファイトや重量あるジグを操作するのでパワーギア(ノーマルギア)がお勧めです
メタルジグは
フィッシング游ブログより引用
このトンジギをするうえで、かかせないのがロングジグです
ロングジグは、水深が深いところでも潮抜けがよく操作が楽な点と、シルエットが大きいのでマグロにハイアピールが可能ということで使用します
カラーは海色にもよりますが、黒潮の透明感ある海域ではシルバーベースに考えるといいでしょう
一番の重要なところは重量になってきます
ドテラで釣りをするということで、風があると船はどんどん流され、どんどんラインは横向きになります
軽すぎると斜めになりすぎてジグがコントロールできないや動かないこともあるので重量は200g~400gの重量と、形状が違うロングジグを用意しておくことをお勧めします
時には、2枚潮や3枚潮になるのでジグ重量によっては、流されるだけで釣りになりませんよ
よりフォールを意識できる形状や、軽快にしゃくれる形状なども考慮するといいでしょう
どこの層を今探っているかを分かる設定が望ましいのですが結構判断に迷う状況が多いです、気ままに船長さんに相談するといいですね
神出鬼没!明確な指示ダナを把握せよ
ビンチョウ鮪は常に回遊しています
魚探反応あるも、すぐに消えてしまうのはよくあることです
鰤や鯛などは、比較的ポイントを絞りやすいのですが、トンジギに関してはいつ来るか分からない状況下で常に探り続けます
しかも、どのタナを通るか分からないのもこの釣りの奥深いところ
いつ来るか分からないバイトに常に臨戦態勢は欠かせません
今の探っている水深を、流れているラインを計算してジグがどこを泳いでいるかを常にイメージしていることが重要で、反応があった場合にすぐにそのラインまで落とせるようにしておかなければいけません
スロー+ハイピッチでとにかく誘え!
トンジギでは、ビンチョウ鮪が気付いてくれるようにジグをコントロールします
特に有効なのは、フォールでして
シャクリのアクションでジグを鮪に見せて見せてフォールで食わすイメージです
終始スロー系の釣りでも釣れている人はいましたが、ほとんどの方がハイピッチジャークからのスローアクションをしています
釣れたからと言って、連続バイトはなかなかないのが辛いところですが
実は、このトンジギはまだ新しいジャンルで釣り方も発展途上中です
誘い方などはこれからなのかもしれませんね
スピニングは結構つかれる
スピンングの利点は横引きしやすいことです
しかし、持ち方に都合上体は悲鳴を上げやすくなります
1日中スピニングだけですると、背中が痛くなるほどです
時折ベイトに持ち替えて、筋肉を休めるようにすれば、いつ来るか分からない相手にも対応できるのでタックルの持ちかえは意識してすることをお勧めします
一日アタリが無いこともシバシバだが…
管理人は過去3回行っていますが、1回のバラシのみで魚を見ていません
その間はひたすら誘い続けます
体が痛くても誘い続けます
最高の瞬間を夢見るまで誘続けます…が
同船者も釣れないかったなんてことは結構ありまして、よく釣れているイメージのトンジギですがそのイメージのままで釣行すると嫌いになってしまうかも…
しかし、かかった時の興奮は何とも言えません
あちこち走り、一気にラインを出されドラグの音が鳴り響く姿は何とも言えない優越感です
これがあるから、また行きたくなるんですよ
悔しいから、また新たなジグを購入していってしまうのですよ
アングラーが一番燃える瞬間がこれなのですね
まとめ
トンジギをこれから始めてみたい方に、簡単ではありますが要点を絞ってご紹介しました
釣れればその引きに魅了され、釣れなくても次こそはと燃えるのがトンジギの素晴らしさです
あの引きと醍醐味を味わいにトンジギをされてみてはいかがでしょうか
きっと、求めていた究極のバトルが味わえることでしょう
綺麗な海を後世に残そう!魚に優しい環境を守ろう! By たかっぺ