こんにちは、ミニベロのカスタムが楽しい!たかっぺです
釣りの頻度は月に1~2回、厳寒期の間は釣りに行かないという方も多いのではないでしょうか
久しぶりに出したロッドがえらいことになっていた…という経験がある方もいるのでは
釣りに行かなくても、定期的にタックルにはきちんとしたメンテナンスをしておかないといけません
でないとトラブルの元になり、最悪ロッドの破損になりかねませんよ
今回は、ロッドのメンテナンスについて色々お話していきます
常に良い状態を保つために5つのメンテナンスを覚えましょう
メンテナンスという習慣
メンテナンスとよく聞きますが
その意味は、保守・維持・管理という言葉を表します
これは全ての物に当てはまるわけで、全ての物は壊れないためにメンテナンスをしないといけません
工場の設備や電気関連等、メンテナンスなしでは長期稼働はおろか壊れてくださいと言っているようなものです
人が作り出すものは100%ではありません
メンテナンスをし、補修を行うから100%に近づけるワケです
これは、ロッドにも当てはまり、良い状態で使うから良いパフォーマンスを引き出せるということにもつながります
メンテナンスなしでは釣果にも恵まれないと言っても過言ではないのです
カビる・臭い・べとつく・錆びる
メンテナンスしないとロッドはどうなるか
海水で使用したロッドの場合、そのまま長時間放置した場合には
グリップ部分のカビ・海水の劣化による臭い・海水の劣化によるべたつき・ガイド部分の青錆
が問題となってきます
少量であればふき取りや洗浄剤を用いて除去はできますが
これが1か月放置や3毛月放置した場合には取れなくなり、錆びによる腐食も問題になってきます
高いロッドだから大丈夫ではなく、メンテナンスしなければ結局ロッドをダメにしてしまうのです
トラブル事例
実は管理人もめんどくさがりで、長期間ほったらかしにしていたこともありました
(今はきちんとメンテナンスしていますが)
ほったらかしにした結果、ガイドは青錆だらけ…変な臭い…グリップはカビだらけになってしまい
掃除しても綺麗にはならず、そのまま使うとロッドが破損した経験があります
一体どうなるかを少しお話しましょう
飛ばない
ガイドのリングは硬くツルツルした素材でできています
洗わずそのまま使うと
そのツルツルがベトベトになり、ラインの抵抗になり飛びません
数投もすればベトベトも落ちて飛距離は出ますが
乾いたPEラインにベトベトなガイドで摩擦抵抗も大きくなるので、PEラインがケバケバになっていれば1投目で投げた瞬間に高切れも起こすので要注意ですね
ガイド破損
青錆を放置したらどうなるか
錆によるガイドが腐食しガイドの金属部分が折れやすくなります
結構キャスト時にガイドの負荷はかかっているもので知らずの間に折れていたなんてこともありますよ
青錆はよく見ないと分からない場合もあるので注意したいところですね
カビが取れない
コルクグリップやEVAグリップどちらもカビになりやすいです
人の手あかもあり栄養としてカビが繁殖しやすいのがグリップ部分です
少しの保管でも出やすいく、すぐいふき取ればよいですが
長くほったらかしにすると、カビが固着してしまい拭いてもこすっても取れません
塩素系洗剤で落とせますが、強力なため色落ちや変形は免れませんよ
メンテナンスの5つの鉄則
トラブルにならないためにも、日頃からのメンテナンスは必須です
でもメンテナンスと言っても、何をどのようにすればいいのでしょうか
水洗いだけでは物足らない事実もあるので
5つのメンテナンス方法をお話しましょう
綺麗に水洗い
ほとんどのロッドガイドはステンレスであり錆に強いのですが
ステンレスの表面の皮膜が海水の塩素イオンに弱く膜を侵食してしまいます
その為、海水で使用後は水洗いが必須になるというワケです
水に含ましたタオルで拭くというよりは、海水をキッチリ落とす意味でも水道水で豪快に水を掛けるくらいがちょうどいいです
またグリップ部分は、キッチン用洗剤などで洗っておくとカビにくくなります
陰干し
水で洗い流しふき取りをした後に保管場所で保管すると結局カビます
ここで何が大切かというと
干すということです
ゆっくりと自然に乾かす意味でも日陰で干すことが大切です
夏場の強い日差しで干せば乾くのも早いですが、グリップの変色や変形もあり得るので日陰がベストですね
ロッドをよく見る
干した後必ずしてほしいことが、ロッドをよく見ることです
見る箇所はガイド付近の青錆・ロッド表面の傷・継ぎ部分
青錆
青錆があれば放置はいけません
洗っても取れずに浸食していくので、少しの付着であればパーツクリーナーなどで歯ブラシで軽くこすり落としましょう
ここでお勧めなのは、メイホウから出ている”塩噛み解消ムーススプレー”です
泡状で噴射されて1分ほど置いておくと、結構錆まで落とされ綺麗になりますよ
ロッドの傷
あまり深いような傷であればロッドの折れなどのトラブルになりやすいです
どこまでの傷が悪いのかは何とも言えませんが
深そうな傷であれば、釣具屋さんに相談した方がいいでしょう
細かな傷の重なりがロッドの破損に繋がりやすいですからね
継ぎ部分
2ピースロッドでは、必ず確認しておきたいところ
長く使っていると、継ぎの部分が減ってくることがあります
この減りが大きく継ぎ部分が見えないほど差し込めてしまうと、ロッド本来の曲がりができずに過剰負荷となり破損の原因になります
また、印籠継ぎ手では取れる場合もあるので緩みなども確認しておきましょう
関連記事があるので参考にしてください
ロッドのコーティング
このまま保管では次の釣行にベストコンディションで挑めません
何故なら、ロッドの水分をはじいてくれず海水が付着しやすい状況になるからです
洗い乾燥が終われば、ロッドに撥水コーティングはしておくようにしましょう
シリコンスプレーやロッド専用のスプレーがお勧めです
とにかく安く済ませたい方にはホームセンターに売っているシリコンスプレーはお勧めです
べったりつけるのではなく、軽ーく塗布してふき取りましょう
余り塗布しすぎるとよく滑るので注意です
長く使わない場合
厳寒期は釣りはお休みという方も多いのでは
そんな時は、ロッドはロッドカバーを付けて保管しておきましょう
カビの保護や傷防止に役立ちます
少し取り付けたりするのはめんどくさかったりしますが
数か月使わないだけで、ロッドを綺麗にしてもカビは付着していきますよ
不意なトラブルは未然に防げ
釣りに行くからには、釣果を出したいのは万人の想い
しかし、釣り具に不具合があればその時点で釣りは終了です
ロッド・リール・ライン・ルアー一つでも欠けてしまうと釣りはできません
そうならないための最低限するべきことがメンテナンスになるわけです
保守・維持・管理をすることで長く楽しいフィッシングライフが得られるのです
メンテナンスすることも釣りの一部というワケですね
せっかく高いお金を出して買ったロッド
いつまでもいい思い出作りの為に使いたいですよね
まとめ
ロッドのメンテナンスを怠ってしまったために招いたロッドの破損
あの時にちゃんとしておけば…
という後悔をしても戻ってきません
という苦い経験が管理人にはワケで…
そうならないたえにはメンテナンスは超重要!メンテナンスの仕方も超重要!
ということでメンテナンスをきちんとできるように5つの鉄則としてご紹介しました
道具を完璧にしてベストパフォーマンスで大型魚に挑みましょう
綺麗な海を後世に残そう!魚に優しい環境を守ろう! By たかっぺ