こんにちは、冬に蚊に刺されるの?かゆー!たかっぺです。
春夏秋冬でいろんな魚種が楽しめるオフショアジギングですが
今回が初めての釣行という方も最近はよく見まして、今後のジギングは大いににぎわっていくことでしょう。
しかし、釣果を覗くと常連さんや長いことジギングをされている方が釣果を伸ばしていることがありまして。
初心者の方と、ジギングを長いことしている方の差を考えると
それは、シャクリ方にあります。
今回は、ジギングにおけるシャクリの基本をお話していきます。
1ピッチ1ジャークがジギングの基本
結論から言っちゃいましたが…
考え方として、自然界の中でフィッシュイータに捕食されやすい状態とは弱った魚でして
ジギングでは、メタルジグを動かして誘うのですが
弱り切ったベイトを演出すべく1ピッチ1ジャークのメソッドで演出していきます。
ベイトの気持ちを考えるとこんな感じです。
「食べられちゃう!早く逃げないと!…でも、体が疲れて…フラフラ…後ろに迫ってる!早く逃げないと!だめだ…フラフラ」
こんな感じをメタルジグで出す為に、1ピッチ1ジャークで誘っていきます。
ロッドを上下させてメタルジグを動かして、動かした分の余分なラインを回収する動作を1ピッチ1ジャークでして
総称で「シャクリ」と呼んでいますよ。
中には、リールを早く巻いたりしますが、基本は1ピッチ1ジャークですよ。
シャクリを覚えるためにすべきこと
言葉では簡単に思えますが、動きのぎこちなさがフィッシュイーターに違和感を与えて偽物の餌であることに気付かれてしまいます。
そもそも、1ピッチ1ジャークという動作は、日常生活にほとんど使われない動きでして
いきなりマネしてできるものではありません。
(できる方もいて、たくさん釣っている人もいましたけど…)
シャクリを覚えるためにすべきことは、1つだけ
体に覚えこます以外にありません。
釣行時には、魚を釣るイメージよりもシャクリを覚えることから始めましょう。
午前中にシャクリだけを練習して、午後から魚を意識したシャクリをするだけでも大分ちがいます。
又は、事前練習も必要でしYouTubeなどを利用するのも1つですよ。
管理人の友人も、初めてのジギングの際に動画で練習してきていて、初めてでサワラや鰤を釣っていましたよ。
1ピッチ1ジャークを学ぼう
先ほどもありましたが、逃げ惑うベイトを意識して誘います。
メタルジグは、そのような誘いに特化したルアーで、動かさないとただの金属の塊ですので動かし続けることが重要です。
では、1ピッチ1ジャークの一連の動作を順に追ってお話していきます。
*ベイトリールで写真を載せていますがスピニングリールも同じです。
の前に、以前のブログでジギングのマナーについての記述がありますので合わせてお読みください。
・メタルジグを底まで落とす
基本的に魚の遊泳層を手早く知るには、ジグを底からシャクリます。
勢いよくラインが出ているのに、急に止まったら底の合図です。
すぐに竿にジグの重みが乗るまで、余分なラインを回収しましょう。
ここは早くしないと、ジグが引っ掛かりますよ。
・ロッドを上げる・リールを半回転巻く
*この写真はロングジグを大きくシャクっている写真です。
シャクリ開始です。
ロッドを上げてジグを上に動かし、リール半回転巻く動作は同時進行です。
(余分なライン回収をしています。)
冒頭にもあるようにシャクリはロッドを上下とリールを1回転巻くことですが、ジグを艶めかしく動かすには連動が大事になってきます。
・ロッドを下げる・リールを半回転巻く
シャクリ後半です。
ロッドを下げた時にジグは一瞬ふらつきます。
このふらつきが食わせの間になりますよ。
*ロッドを上げる・リールを半回転巻く・ロッドを下げる・リールを半回転巻く動作を1ピッチ1ジャーク(シャクリ)と言います。
・シャクリを指示ダナまで行う
船長さんがマイク放送で
「底から15mほどシャクってみてください」
という時があります。
この、指示ダナは魚群探知機を見ての船長判断ですので、よく守りましょう。
ご自身のリールのギア比は何かや、1回転当たりどのくらい巻くのか、ラインマーカーを目安にする
などは、あらかじめ覚えておきましょう。
リールについては、記述がありますので参照して下さい。
・反応が無ければ再度底まで落としてやり直す
ジギングは、偽物の餌を操る釣法です。
1日中シャクっても釣れない時もあるほどです。
同じことを、何百回繰り返します。
シャクリのリズムについて
慣れない最初のころは、ロッドとリールの連動を意識して覚えるために、1秒間/1回のリズムでシャクってみましょう。
慣れた頃に、周りを見てロッドの振り幅や、リズムを覚えていくといいでしょう。
イメージがわきやすいように連続写真を添付しておきます。
ジグの動きのイメージ
写真などで、説明していきましたが
実際のジグの動きはどんな感じになるのかをイメージしてみました。
魚種やジグの種類によっても違うシャクリ方
シャクリ方は全てが同じとは限りません。
狙う魚種やジグに動かし方によっても違ってきます。
管理人がよく通う鳥羽海域を例にすると
巨鰤が狙える太刀魚パターンでは、ロングジグを操り巨鰤をバイトさせます。
その動きは、大きくゆっくりの動作や、大きくスライドするように操作したり、あまり動かないように操作したりと様々です。
また、小型のベイトパターンでは、ショートジグを操り瀕死のベイトを演出していくので、ほとんど動かさないように操作したりします。
これら全て1ピッチ1ジャークを軸に操作しています。
操作の強弱・ロッドの振り幅・ロッドの角度・リールの回転位置など、すべて意識してシャクります。
周りをよく見るのが上達の近道
色々、難しくお話しましたが
乗船1回目は仕方ないとして、次にチャレンジするときはこのことを意識すると上達しますよ。
それは、上手な人を盗む見ることでして
どんなジグをつけて、どんなタックルでしているのかではなく
どんなロッドの振り幅で、どのくらいのスピードなのかをよく見ることがとても大切です。
その時のパターンは、常連さんや船長さんが一番知っているからでして
とにかく、2回目以降はマネをするということを意識するのが上達の近道だったりしますよ。
まとめ
1ピッチ1ジャークの基本をお話していきました。
ジギングでは、ジグをいかに艶めかしく動かすかがカギとなり
そのカギは、シャクリ方ですべてが決まると言っても過言ではありません。
周りで、ハマチが爆釣なのに自分だけ釣れないのは、シャクリがあっていなく騙せていないからですよ。
今回の記述を参考にしてもらい、ジギンガ―として飛躍してください。
綺麗な海を後世に残そう!魚に優しい環境を守ろう! By たかっぺ