こんにちは、本棚を早く作れとせがまれた たかっぺです
秋の兆しが濃厚になるころ、各地で賑わうのがショアジギングです
湾奥深くまで接近してくる青物は人気のターゲットで、休日ともなればポイントは人で埋め尽くすほど人気の釣りものです
そんなショアジギングで売られているジグには、リアフックが最初からついていますが
リアフックはシチュエーションごとに取ったり外したり使い分けていきます
でないといきなりロストになってしまうことも…
今回はリアフックの必要性と状況に合わせたセッティング方法についてお話していきましょう
知らずにいきなりロストではもったいないですからね
リアフックは状況に合わせてセットする
![](https://ifg-casting.com/wp-content/uploads/2022/09/DSC_0009-2.jpg)
ショアジギングでジグに取り付けるリアフックは結論から言うと状況に合わせて使い分けるということ
ショアジギングは、メタルジグをフルキャストして全層を探り、イワシ系に似せてフィッシュイーターを釣る理にかなった方法です
全層を探れるのですが
ボトムから誘う場合、底質が岩礁帯であればリアフックは岩に引っ掛けるだけの厄介者になります
かといって、表層にナブラがあれば高確率でフッキングさせるにはリアフックは必要になってきます
このように、状況に合わせてリアフックを選択することがショアジギングでは必要になってくるのです
よく、既製品でトレブルフックが付いているジグがありますが
そのまま使う場合と、リアフックは外したりアシストフックに変えることもあるのです
このアタリをもう少し詳しくお話していきましょう
リアフックはなぜつける?
![](https://ifg-casting.com/wp-content/uploads/2022/09/DSC_0076_1570088234099-2.jpg)
何故リアフックが付いているのでしょうか?
答えは、フッキングの際のホールド性です
どんなフィッシュイーターでも、どんな角度から襲われても必ずフッキングさせるために既製品ではフロントアシストフック+リアフック(トレブル等)が取り付けられています
どんな方でも魚をかけて取り込む楽しさを求めるために取り付けて販売されています
例えば、表層にナブラが出ている場合は絶好のチャンスタイムです
遠投性能を生かしたメタルジグでフロントとリアにフックがあれば高確率でフッキング出来ておいしいお土産確保できるのです
青物などを狙う場合には、必須ともいえるのがリアフックの存在なのですが
地形の状況などではリアフックの形状を変えたり、取り外すことも出てくることもあるのです
一体どういうことなのでしょうか…
リアフックの種類
![](https://ifg-casting.com/wp-content/uploads/2022/09/DSC_0011_1568848930084-2.jpg)
リアフックと言っても様々です
なんでもトレブルフックがいいというわけでなく、状況や魚種に合わせて取り付けるフックを選ぶのが理想なのです
シングルフック
![](https://ifg-casting.com/wp-content/uploads/2022/09/BIFT3102-2.jpg)
アシフトフックや菅付フック
よくブレード装着時に取り付ける場合が多いです
サワラ等はブレードにアタックしてきやすいと言われますが、ブレードの動きを害さずフッキング率を上げるためにアシストフックや菅付フックを取り付けることは多いですね
また、アシストフックを付ける場合にはフロントフックと絡まないような長さを選ぶのがベストです
長すぎると、フック同士が絡んでしまうので釣りになりません
ダブルアシスト
![](https://ifg-casting.com/wp-content/uploads/2022/09/DSC_0015-5.jpg)
シングルアシストフックを2本付ける、又はつけてあるのがダブルアシストフックです
水中でフォールを意識するジグを用いる場合に多用します
水平フォールが得意なジグにダブルアシフトを付けて誘うのですが
岩礁帯の底付近にいる魚を狙際に効果的です
アシストラインが抵抗となりフックがジグよりも後に着底するので根がかり防止に役立ちますが、ほんのわずかな時間差なので、感度のいいロッドと手さばきが要求されます
トレブルフック
![](https://ifg-casting.com/wp-content/uploads/2022/09/DSC_0009-2.jpg)
ジグを泳がせるときによく用います
魚の遊泳層がある程度わかる場合や、ジグをタダ巻きで誘う場合にフッキング率向上のために取り付けます
既製品のほとんどに付けてありますが
誰でも巻いて釣れるようにセッティングされているので、初めて訪れる場所や初心者の方には使いやすいようになっています
ほとんどのショアジギングはタダ巻きでの反応が高い場合があるので、理にかなったセッティングですね、ただ底付近を狙う際は根がかりのリスクが高い為、地形と底質の把握が必須ですよ
状況別リアフック装着例
![](https://ifg-casting.com/wp-content/uploads/2022/09/XDOY6551.jpg)
そんなリアフックをどういう風に使うのかを状況別に例としてお話していきましょう
底質が砂
砂浜のサーフが代表的です
底質が砂の場合は、トレブルフックであれば完璧です
根がかりのリスクが低いので全層をサーチが可能で
回遊魚やフラットフィッシュ・シーバス等多種多様な魚種を狙うことができます
ただ、稀に沈み根が点在するエリアもあるので情報は集めた方が賢明です
底質が岩礁帯
ロックショアなどが有名ですが
全層をサーチする場合には、リアフックは外して誘うことが望ましいです
中層等でバイトが多発してフッキングが悪い場合には、トレブルフックを取り付けてタダ巻き等で集中的にその層を狙います
また、底付近にはハタ系がいるので、スロー系のジグを使う場合にはリアにはダブルアシストフックを取り付ける場合もありますよ
ただし感度のいいロッドと手さばきが重要です
遊泳層が表層~中層
表層にナブラや周りの方が中層付近でかけている場合は、フッキング率を考えてトレブルフックを装着しましょう
基本的にタダ巻きで誘いますが
ジグをイレギュラー細かく動かすワンピッチも有効になります
この時にトレブルフックの大きさも考えましょう
既製品ならいいですが、大きすぎるとワンピッチ途中でリーダーに引っ掛かるエビになる場合が大きいです
歯の鋭い魚狙い
回遊魚の中には歯の鋭いサワラなどがいます
最近のショアジギングでは、ブレードを取り付けてタダ巻きで誘っている方は多くサワラのヒット率も高いです
よく、ブレードめがけてバイトすることもあり、リーダーに触れずラインブレイクが少ないのが特徴ですが
リアにアシストフックの取り付けで狙っていると、アシストラインを切られる場合が多いです
サワラを狙い場合や菅付のシングルフックにブレード装着をする工夫が必要になってきます
投げる前に後方確認!!
![](https://ifg-casting.com/wp-content/uploads/2022/06/97963f1da54f0c6e95e86e96cf4b276b_s.jpg)
ジグを大遠投するのがショアジギングですが
よくある事故として多いのが、通りかかった人の体にフックが刺さること
中でも一番に多いのが、リアのトレブルフックでのこと
遠心力が増すときに人に刺さるわけですから、針先だけとはいきません
中には皮膚が裂けている方もいました
これから秋口にかけて人が多くなるショアジギングで、最も注意したいのがキャスト時の後方です
人がいないか、引っ掛かるものはないかなどは毎投確認していきましょう
暗闇でも、人は通ることはあるので確実な確認は必須ですよ
まとめ
「アーバレたー!」
ジグにリアフックはつけていましたか?
「あれ?根掛かりしたみたい…」
リアフックは取り外しましたか?
ショアジギングでは、地形の把握とホールド力の観点をよく考えることで釣果を得ることができます
それがまさにリアフックになってきます
外さなければいけない状況や、逆になくてはならない状況についてお話しました
これからショジギング本番になる秋になります
より理解を深めて、更なる大物のやり取りに備えましょう
綺麗な海を後世に残そう!魚に優しい環境を守ろう! By たかっぺ