こんにちは、最近昔の音楽にはまっているたかっぺです
春のシーバスといえば、春爆といえるくらいの入れ食いになるケースがパターン的に多い状況になります
この時期くらいからシーバフィッシングを始めると、ルアーの操作感やフッキング方法を学べて上達も早い時期でもあります
そんな春にシーバスを狙うためには、ポイントとなる場所選びが大切になってきます
今回は、春のシーバスを狙うためにシーバスの回遊コースとポイントになるような場所についてお話していきます
春のシーバス行動パターンを掴め!
シーバスの生態の一つに産卵行動がありますが
伊勢湾の場合、11月後半~3月くらいにかけてシーバスは産卵のために水深があり潮の流れが安定している外洋まで移動して産卵をします
実際に鳥羽湾では、シーバスの産卵期にはジギングで数多くのシーバスがよく釣れたりします
産卵を終えた個体は、その場にとどまらず元居た場所まで帰ってくると言われています
帰ってくる頃にゴカイの産卵期にあたるバチ抜けが始まる季節で、アフターであまり体力がない個体があまり動かなくて捕食できるバチを好んで食べたり、ルアーでシーバスがたくさん釣れたりするので初めてシーバスをする方には良い季節と言われています
更に季節が進んでいくと、ボラの稚魚のハクや、鮎の稚魚などシーバスの餌になるベイトが豊富になり各地で釣れやすくなってくるわけです
シーバスは基本的にベイトのいるところに回遊してきます
汽水域でも生息できる能力があるため、アユを追って河へ遡上していくほどです
このようにシーバスの行動パターンを掴むことで、今どこで釣れるか予測が付きやすい時期にもなってきます
もう少し詳しくお話していきましょう
産卵をする個体は多い
シーバスの産卵後は極端に体力を使いてしまい、体力回復する為に荒食いを始めます
管理人がよく通う鳥羽の海域では、産卵後のシーバスをジギングで狙うこともできるので青物やシーバスと賑わいを見せることもシバシバです
少しづつ餌を食べて、シーバスは元の場所に戻っていきます
実は、ほとんどの大型のシーバスは産卵には伊勢湾の外に出ていきます
産卵中に伊勢湾内でも釣れないことではないのですが、数釣りや大型を狙うには少し厳しい状況になってきます
そんなシーバスが春にドンドン戻ってくるのでアングラーが賑わうのもよくわかりますよね
バチやハク、稚鮎にボケなどあまり動かなくて食べやすいベイトが多いので、そこに戻り荒食い行動をすると言われています
今では幻になっている小女子もベイトの一つです
春のベイトといえば
春を代表させるベイトというだけで、バチやハク、稚鮎に限った話ではありません
他にも色々なベイトパターンがあり、うたせエビで有名なアカジャエビやボケ、カメジャコ、イワシの稚魚のシラスなどもベイトパターンに含まれますが、地域限定であったりします
特に有名なバチ・ハク・稚鮎のパターンについてお話を進めていきます
バチパターンについて
春先にゴカイ系が川底から抜け出て産卵行動を行うのを総称でバチと呼んでいます
大潮など潮が大きく動くときに抜け出て水面を浮遊しながら愛の営みをするのですが
ただ潮位下げの流れで流れていくので、シーバスは必要以上に追い回さなくてもただ待っていれば、おいしいバチを捕食できます
このバチパターンを成立させるには、特化したルアーとバチが集まりやすい場所を選ぶ必要があります
特に、光に集まる習性があるバチが多く目撃できる代表的な場所といえば、明暗です
流されながらも光に集まってくるバチを橋脚で出来た明暗の暗い部分の流れの淀みにシーバスは待機するので、1級ポイントになってきます
ただ、このような場所は人も多いのでプレッシャーとの闘いでもありますが
関連記事があるので参照ください
ハクパターンについて
ハクパターンは苦手という方も多いのではないでしょうか
しかし、膨大な数のハクの群れにシーバスがボイルしている姿を見たら、無視できないのがアングラーです
ハクは、ボラの稚魚のことで、孵化して間もない2㎝くらいの幼魚です
このハクは、よく河川の河口付近や気水側に出没します
都市型河川などでは、護岸沿いをわいわい泳いでいる光景は圧巻です
このハクもシーバスでは代表のベイトで、デイゲームでもあちこちでボイルする光景を見ます
ハクベイトの時のシーバスの捕食は、1匹をめがけて飛び込むのではなく群れごと大きな口で吸い込みとるような捕食をします
その為、釣り方にはコツがいります
ハクの群れを蹴散らすような動きか、ハクになじませ目立つ動きをさせたりと色々なことをしていく必要があるので難しいパターンでもあります
関連記事があるので参考にしてください
ハクは、あまり流れの無い場所を泳いだりします
河川で言えば、水門付近や船の周り、堤防などが目安になります
この時期河口付近の水門周りなどは1級ポイントにもなるので、Googleマップなどを駆使して探すといいでしょう
稚鮎の行動について
シーバスは鮎に狂っていると言っていいほど大好物です
自ら、鮎を食いに汽水域をどんどんと遡上するのですから、欲は大したものです
そんな稚鮎は遡上前と遡上開始した状態ではシーバスの食いも変わってきます
一つの狙い目は、遡上前の稚鮎をパターン化した釣り方があり、過去にも多くのシーバスを釣っています
なぜか、遡上が始まってしばらくは釣果には恵まれませんが
日に日に群れが大きくなると比較的大型の個体も交じり、体力も回復してきているシーバスも多くなってくるので狙い目のベイトなのです
遊泳力がない稚鮎は、流れが比較的緩やかなところを通りますし、シーバスから身を隠せる場所を選んで遡上していきます
デイゲームで稚鮎パターンを狙うには下流・中流域を選定して障害物が多い場所(テトラ帯等)がポイントとして成り立ちます
潮の変わり目を狙うと、稚鮎の動くタイミングでシーバスも乱舞する場合があるので気が抜けませんよ
そんな稚鮎は夜には浅瀬に移動しています
よくシャロ―帯で、あたり一面稚鮎の光景に出くわしたこともありました
深場からタイミングを見計らって稚鮎を襲う場合があるのでルアーのアジャストと流し方に気を付けながら釣りをしているとランカーも出たりするので気が抜けませんよ
橋脚などの常夜灯周りなども狙い目です
稚鮎も餌の捕食の為にライト周りに集まります
明暗ドリフト等で、弱り切った稚鮎をイメージして流し込むと面白い釣果にもなりますよ
ボケパターン忘れずに
春先にバチと間違うようなパターンが存在します
特に河口付近に多く見られるのですが、釣り餌で有名なボケも産卵のために水中を浮遊します
バチパターンで色々探りを入れても反応が無い時に、シンキングペンシルのホワイトやパールレッドヘッドに異常反応することがあります
その時にシーバスは大量のボケを吐いたのを幾度か見たことがあります
どのようなベイトパターンかは釣ってみないと分かりませんが、よく耳にするベイトパターンだけではないことも頭に入れておきましょう
季節の特徴をよく考えよう
ベイトパターンで釣り場所が変わってくることはなんとなくお判りいただけましたか?
ベイトの動きも大切ですが、春は寒い時間や暖かい時間が交互に巡る季節です
ここで重要視したいのは、水温の変化です
3月・4月はまだまだ水温は冷たいです
水温が冷たければ、シーバスもベイトも動きは悪いです
この悪い動きが一変することがシャロ―帯ではよくあります
シャロ―の特徴として、日中温度が上がってくるとシャロ―帯の水温も上がってきます
それに潮の動きが重なると、ハクがシャロ―に集まるときがあります
この時に、あたり一面シーバスボイルになることがあるので、このような場所も選択肢に入れたいですね
ただし、どうなるか分からない部分もあるので、メインのポイントとせずサブとして候補に入れておくといいでしょう
雨が降ったら
雨が降ったら、絶好のチャンスです
雨が降ると、河川は増水します
この増水で、弱った稚鮎やハクは流れに負けて流されてきます
この時を待っていたかと言わんばかりに、シーバスも多く待ちわびているのです
特に、ポイント選定は雨が降っている地域はどこかを強く意識することが大切で、上流部で降ったのか下流部で降ったのかでポイント選定が違ってきますので注意しましょう
基本的に雨が降った地域より下流に目を向けるのがいいですね
ただし、過度な増水は危険です、自分の命は自分で守るようにしましょう
危険と感じれば釣りは禁止しましょう
シーバスの隠れ蓑の場所を探すのが大切
シーバスはどんなところに潜んでいるのでしょうか
そのポイントの一つとなるのが、流れのヨレです
流れのヨレは、障害物によって出来た反転流や流れの淀みのことを総称で言っています
例えば、障害物に流れが当たり障害物の後方で流れの渦ができるのを反転流といいます
そのような場所には、シーバスは流れに対して体力を使うことなく身を隠せるので流れのヨレを探すのがシーバスを見つけるポイントとなるでしょう
流れに対する攻め方を知っておこう
シーバスが居そうだけど食わない状況は結構あります
その時に、流れに対しての攻め方一つで変わることもあるので、流れに対しての攻め方は意識するべきです
流れに対して上流にルアーを投げるのか、下流に投げるのか、ルアーのトレースコースをどのようにどのようなスピードで攻めるのかはある程度知っておく必要が出てきます
流れの攻め方については参考記事があります
ベイトパターン・シーバスの隠れる場所などが分かれば、後はコンタクト次第でシーバスは釣ることができます
ルアーはシーバスにとって本物には見えません
それを本物と思わせる釣り方を心がけると、釣りやすい春の完成です
まとめ
春は、シーバス釣りにおいて数釣りが楽しめる時期です
同じポイントで同じように釣れたではなくて、どのようにして釣ったのかどのような状況だったのかをよく把握することが次にもつなげやすい季節でもあります
シーバスの回遊コースなどの状況をよく考えると釣りやすいけど頭を使う釣りなので、このゲーム性の高さにのめりこんじゃいますね
綺麗な海を後世に残そう!魚に優しい環境を守ろう! By たかっぺ