こんにちは、ネットでチノパン買ったら小さすぎた、たかっぺです
以前にナイトゲームで、誰も釣れていない中に一人シーバス爆釣しているアングラーがいました
その方に、なぜそんなに釣れているのかと詳しく聞くと…
使っているルアーは同じなのに、フックだけが違うシングルフック化をされていました
管理人も真似てしてみると、意外なほど釣れるので驚いた記憶があります
今でも、ここぞという場面でシングルフックに交換することも多いのですが
シングルフックの何がいいのかを少しお話していきます
お勧めチューンですが、特性を知って使用することが前提になるので、その点も踏まえてお話していきましょう
フックが偽物らしさを倍増させる
![](https://ifg-casting.com/wp-content/uploads/2023/02/7554_hero.jpg)
シーバスの気配がすれど、まったくルアーを食う気配なし
っていう記憶はありませんか?
その原因はルアーであり、偽物の餌なので釣れないということ
何となくわかっているけどどうしようもない…とひたすらキャストを続ける状況
更にルアーへの警戒心が高まり、帰宅モードになるというのがシーバスゲームの悲しいところ
しかし、7年くらい前にナイトウェーディングをしていると、管理人含めて周りが誰も釣れていない中、一人だけ爆釣している方がいました
その方とお話させていただき、分かった事実がトレブルフックをシングルフック化にしていること
同じシンキングペンシルを投げていてこれほどまでに釣果に差が出てしまったこのシングルフックチューン
図々しいながらも、その方のルアーを借りてトライしてみると
シーバスってこんなに簡単に釣れるの状態になってしまいました…
それ以来、シングルフックチューンは管理人の中ではマ必須チューンで
何故、このシングルフック化がいいのかを色々取りまとめてお話していきましょう
気になる方は、是非してみてください
魚が警戒するトレブルフック
![](https://ifg-casting.com/wp-content/uploads/2023/02/DSC_0210-2.jpg)
お話をする前にトレブルフックについて考えてみましょう
トレブルフックは針先3つをバランスよく配置したルアーによく使われるフックです
ほとんどのルアーは購入時に装着されています
しかし、トレブルフックにはメリット以上に意外なデメリットも多く存在します
そのメリット・デメリットを知ることがシングルフックに交換する意味が分かってくるのです
トレブルフックのメリット・デメリット
メリットとしては
・3つの針先があるのでどの位置からでもフッキングできる確率が高い
・多点でフッキングすればバレにくい
デメリットとして
・フック1点でフッキングの場合に針のフトコロが短いのでバレやすい
・魚へのダメージが大きい(多点フッキングの場合)
・ルアーボディーよりも大きく見えるので警戒させてしまう
・フックサークルが付きやすい
警戒されることは大問題
バレることは食い方にも影響があるので仕方がないとして
肝心なことは、フックがあるということを分からせてしまうこと
デメリットにもあるように、特にトレブルフックは大きく水流を受けた時の動きは不自然になり
特に人気のエリアなどでは、ルアーをよく見たシーバスなどは偽物であることを認識させやすくなります
一度警戒されれば、ルアーに興味を抱くこともなく無視され続けます
これが俗に言うスレた状況なのです
こうなると、釣りをあきらめる以外になくなってくるのです
トレブルフックをシングルフック化
![](https://ifg-casting.com/wp-content/uploads/2023/02/OGIG2272.jpg)
冒頭にもある通り、一人爆釣劇を奏でた方はシングルフックチューンをされていました
フックの大きさをトレブルフックからシングルフックに変えることでデメリットを解消したのでバイトが多く得られたのでしょう
実際に管理人も試していて、その恩恵は素晴らしいの一言です
実はシングルフックには様々なメリットが多く、ルアーゲームにおいて最高のパフォーマンスを引き出せるのです
メリット
・トレブルフックよりも細いのでフックが分かりつらく見切られにくくなる
・フックのフトコロが広いのでバレにくい
・空気抵抗が少なくなるので若干飛距離が伸びる
・トレブルフックよりも根がかりの可能性が低くなる
デメリット
・ルアーの動きがかわる(重量がかわる)
・トレブルフックの3つの針先よりも1つの針先になるのでフッキング率が悪くなる
ミノー系は動きを要チェック
シングルフックに交換する場合に注意したいことはルアーの動きがかわるということです
特にハイバランス型のルアーでは、トレブルフック装着を前提にした設計をしていて、流れの変化に合わせてチドリアクションになるような絶妙なバランスで成り立っています
中でもミノー系は特にその影響は大きいでしょう
絶妙なバランスで成り立つ起因はミノーが起こす水の渦で、この渦によってミノーの動きが決まると言われます
この渦を変化させてしまうことがあるので、ミノー系でシングルフックチューンをする場合は確認が必要になります
全てのルアーがシングルフックチューンに適しているとは限りません
もし、シングルフックに交換してS字が出ないや、ロールやウォブリングが弱くなったと感じる場合はシングルフックチューンは不向きになるので必ずチェックしましょう
バチ抜けルアーはシングルフックチューン
![](https://ifg-casting.com/wp-content/uploads/2023/02/NXJL9078.jpg)
細身のシンペンを使う機会が多いバチ抜けシーズン
実はこの時ほど、シングルフックチューンをしています
それはメリットである細身のフックで違和感を少しでも消したいからです
一人爆釣劇のお話もバチ抜けシーズンのお話、今ではバチ抜けでトレブルフックでバラシやバイトが無い状況である場合にシングルフックへの交換をしています
いきなりシングルフックにはしていなく、ナイトゲームでルアーの動きが分かりつらい等の理由があるので状況を踏まえて最初はトレブルスタートとしています
実際に、全てのバチルアーをシングルフックチューンしていましたが、そのうちの何点かはくるくる回ることもありました
釣れるチューンですが、釣れなくするチューンにもなるので要注意
お勧めフックについて
シングルフックは品揃え多く売っていません
シーバスルアーゲームにあるモデルとなると、細身でシングルとなれば絞られてきます
知っているだけで3メーカーあるのですが
中でも一押しのフックががまかつのシングルフック53ソルトです
錆びに強く、刺さりがめちゃくちゃいいのでお勧めですね
8番から2/0までありますが、バチ用の細身のシンペンで言うと1・2が丁度いい感じですね
ダブルフックというのも選択肢
余談になりますが
シングルフックよりもフッキング率がよく、トレブルよりもバレにくいフックもあります
俗に言うダブルフックになりますが
これも一つの選択肢となるでしょう
よく、鉄板系バイブレーションには付けていますが、バレにくさでは太鼓判です
その秘密などは、以前に記事にしてありますので参考までに
![](https://ifg-casting.com/wp-content/uploads/2021/03/JRRX6242-2.jpg)
まとめ
ルアーゲームは、どのように魚を騙せてバイトを得るかによります
当たり前ですが偽物の餌は偽物です
その偽物を本物のように見せるのが最大のテクニックであります
泳がせずに流すだけや、バランスを崩させる場所などを攻めるのは勿論ですが
ルアー自体をよりベイトチックに近づけることも重要なファクターになるのです
今回はその一つであるシングルフックチューンのお話をしてみました
是非試して、一人爆釣劇を奏でてください
綺麗な海を後世に残そう!魚に優しい環境を守ろう! By たかっぺ